家族が亡くなった場合に、遺言が残されていると、遺族の負担がかなり軽減されることが多々あります。特に、同居していなかった家族が亡くなった場合、本人がどのような最期を迎えたかったか、死後の財産や負債をどうしてもらいたかったかなどが分かりにくく、残された家族の精神的負担になることがあります。また、葬儀や戒名などについても、本人に希望があった場合には、それを尊重したいという家族も多い為、それが分かることで精神的負担が軽減されます。事務的な面では、法定相続であれば、役所から必要な証明をとれば、金融機関などでは比較的簡便な手続で精算が出来ますが、それは被相続人がどの金融機関を利用していたかを知っている場合の話になります。保険に加入している場合にも遺言に記載があると事務的手続がより簡便になります。更に、被相続人の友人や知人への連絡や、携帯電話や車などの処分になると、連絡先や保存場所などが分からないケースでは、手続が煩雑になりがちです。最近では終活などと言って、生きている内に手配をする人も増えていますし、エンディングノートなども多数市販されています。こういったものを利用しながら、最終的には法的効力のある遺言を準備しておくと、いざという時に残された家族などが助かることも多いのです。